警察から取り調べを受けるときには、どういう態度で臨むべきなのでしょうか?

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相談中の風景

理想としては、逮捕されてそのまま取り調べを受ける前に、弁護士に相談しておいて、助言してもらうのが一番です。

しかし、もし突然逮捕され、取り調べという流れになったなら、基本的には「黙秘」がもっとも賢い対応です。黙秘権は憲法で保障されたものなので、一言、「黙秘します」とだけ言い、後は知り合いや家族が弁護士に依頼してくれるのを待つべきでしょう。「弁護士を呼んでください」と警察に訴えるのもいいかもしれません。

警察の取り調べというのは非常に細かくて執拗です。喋ったことはすべて記録され、最後には「私は」という一人称でまとめられて、サインを迫られます。そこに署名し、指印してしまえば、最後と言ってもいいでしょう。その供述調書を撤回したり、訂正したりすることは難しくなります。

たとえ自分にまったく身に覚えのない事件であっても、その場で「無実だ」と騒ぎ立てるのはよくありません。警察に対して何かを話すこと自体、非常な不利益となりかねないのです。どのような苛烈な取り調べがあっても、教唆があっても、基本的には何も喋らないことがベストです。「無実なら無実でも、冷静になってすべてを話してみろ」と優しく言われたとしても、そのやり口に乗ってはいけません。ひとたび話し出すと、そこをきっかけに、警察にとって都合のいい供述調書を作られてしまいます。

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